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英語は義務教育・高校・大学・大学院と習ってきたはずなのですが、未だに使いこなせず。読み書きはrealtimeでないので、辞書を引き引きなんとかできますが、会話が苦手です。特に、聞き取りは、場合によってはほとんど聞き取れないこともあります。日々勉強中です。そんな私の英語学習の備忘録です。主に、基本英文法、ビジネスレターの英語表現や慣用句、英単語のニュアンス、単語の日英差、スラングなどを紹介しています。
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先日、「すべての」「あらゆる」等の意味を示す形容詞で、each、every、allを紹介しましたが、類似の形容詞として、anyもあります。

肯定文で、(通常は単数の)名詞の前に前置し、「どれでも・・・」「どんなものでも」という意味を持ちます。

ただ、anyは可能性の意味を含みます。どういうことかというと、具体的に分かっている事物には使われません。

・She broke all the pencils. (X: She broke any pencil(s))
→彼女は、すでに鉛筆を折ってしまったという事実があるので、anyは使えません。可能性を含む状態ではなく、既成の事象だからです。

このことは、if any(もしあれば、必要なら)という慣用句からも理解できると思います。

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では、最後にスラングとビジネス用語の紹介を。

(スラング)
・dog-ear:しおりのかわりに本のページの片隅を折ることです。

(ビジネス用語)
・customs:通例複数扱いで、「関税」の意味になります。pay customs on... (...の関税を払う)。また、the Customsで「税関」の意味になります。こちらは単数として扱われます。
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each, everyおよびallは非常によく使われ、また意味も類似しています。格も形容詞だったり、代名詞だったり、副詞だったりします。

今回は形容詞として、これらの意味と使い方を考えます。

まず訳語から。

・each:「各々の」
・every:「あらゆる、どの・・・も」
・all:「すべての、全体の」

使い方もいろいろ気をつけなくてはなりません。

・each:単数名詞に前置して使います。各々の意味合いから、必然的にそのeach+名詞は2以上の物を暗示しているのですが、単数扱いとなり、動詞も単数形に変化させて使います。
→each refugee:各被難民は。後に続く動詞は単数形になります。
→each ship and boat:どの船舶もボートも。eachの後ろに複数の名詞が並んでいますが、この場合もやはり単数扱いです。shipは比較的大きめの船(遠距離航路船など)、boatは小さい船を指します。

・every:eachと同様に単数名詞に前置して使います。これも、単数扱いで続く動詞を単数形に変化させます。
→every seat:すべての席。
→every man, woman and child:すべての男性、女性、子供。これも複数の名詞を形容していますが、全て合わせて単数として扱います。

・all:定冠詞、所有格、指示形容詞等に前置して名詞を形容します。
→all the money:有り金全部
→all (the) summer:ひと夏中
→all day (long):一日中、イギリスではall the dayとも言ったりします。
→all the cities:全ての街が。なお、all the cityとすると、その街(the city)一つを全体として、「その街全体は」という意味に変わります。

辞書を見ると少し解説がありましt。eachは「個別的」、allは「包括的」、everyはその両方の意味を持つようです。確かに、語感から、eachは各個別を意識しているようであり、allは全部ひっくるめてまとめて考えているイメージがあります。

私も、雰囲気によって使い分けている程度で、あまり厳重に考えたことはありません。

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では、最後にスラングとビジネス用語の紹介を。

(スラング)
・Chapter 11:スラングというほどのものでもありませんが、これは米国における企業の倒産およびその処理法の適用のことを意味します。正式にはアメリカ合衆国連邦倒産法第11章のことです。日本で言うところの民事再生法に近いものです。通常、先頭のCはキャピタライズして表記されます。

(ビジネス用語)
・file:動詞として用いて、提訴する・当局等に提出するという意味になります。

法律英語は難しいです。それは日本の法文を読んでもよく分かると思います。英語も、過去の慣習から古臭い用語を未だに使ったり、類似またはほぼ同じ意味の単語を冗長的に使ったり(これは、慣習から来る場合もありますが、権利の範囲を漏らさず表現するため類似の単語を複数使う意味もあります)、独特のスタイルを守っています。以前、平易な言い方をするような運動もあったようですが、長年の慣習から未だに古臭いスタイルを保っています。

以下、契約書や法的な書類で出てきて、かつ普通は違う意味を持つ単語を紹介します。

・title:普通は題名、タイトルの意味ですが、法律文書では「権原」の意味になります。right(権利)に非常に近いのですが、どうも微妙に意味が違うようです(この辺は、外国法に詳しい専門家に聞いてください)。

・principal:校長などの意味が多いですが、これも場合には「(代理人に対して)本人」の意味になります。

・owner:普通はオーナー、所有者の意味ですが、まだ資産が完成していない場合で「発注者」の意味の場合があります。

・note:メモ、紙幣(bank noteと書かれることもあります)などの意味がありますが、これも「約束手形」の意味を持つ場合があります。

・motion:動作、動きの意味がありますが、「動議」、訴訟事件等の文脈では「申立」の意味を持ちます。

・hand:手、そこから派生して手助けの意味がありますが、「署名」の意味もあります。個人的には、signatureと記載されていることが多いように思います(クレジットカードの署名欄にしろ、うちの会社で使った英文契約書の署名欄にしろ、signature以外は見たことはありません)。なお、有名人からもらうサインは、autographといいます。

・avoid:避けるという意味の動詞ですが、時には無効にするという意味になります。void、invalidateまたはvacateという「無効にする」という分かりやすい単語があるにも関わらず、avoidが使われることがあるようです。

はっきり言って、正式な法律関係の文書が必要な場合は、専門的な辞書を引いて回って自分で作るより、専門家(英語の専門家ではなく、法律英語の専門家、例えば海外法務を日常的に扱う弁護士など)に任せた方がよいと思います。

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では、最後にスラングとビジネス用語の紹介を。

(スラング)
・kill time:ひまを潰す。予定外の時間が出来たときの行動です。意図してひまつぶしする(時間を浪費する)ときは、単純にwaste timeといえばいいです。

(ビジネス用語)
・mortgage:担保、抵当、住宅ローン。発音に気を取られてtを抜かさないよう注意してください。

形容詞は、名詞を形容したり、修飾したりする欠かせない品詞です。

・If you want my honest opinion,
→「率直に申し上げてもよろしいなら」。honestはopinion(意見)という名詞を形容しています(ここでのhonestは「率直な」という意味)。

動詞が現在分詞または過去分詞となって、名詞を形容することもあります。

・the delivered item
→配達物。字義通り、「配達された物」

なお、名詞がそのまま形容詞的に使われることもしばしばあります。

・software virus
→ソフトウェアウイルス。softwareは、単独では「(コンピューター)ソフトウェア」という名詞の意味しかありませんが、このように形容詞的に使えます。他にも、software programmer(プログラマー)、software systems engineering(ソフトウェアシステム工学)など、いくらでも形容詞的に使えます。

また、形容詞の一部は、後置されるのが通例のものもあります。

・people involved / any public information available
→関係者 /  全ての公開されている入手可能な情報。involvedはinvolveの過去分詞というより、「関係する」という一語の形容詞になっており、通例後置されます。また、availableも後置されることが多いように感じます。後者は、any publicly-available informationなどと表すことも可能です。

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では、最後にスラングとビジネス用語の紹介を。

(スラング)
・busy:形容詞で「忙しい」の意味がよく知られていますが、名詞で「刑事、デカ」という意味があります。countableです。

(ビジネス用語)
・real estate/property:不動産。逆に動産は、personal property、movable property(または、単にmovablesと名詞になります。通例sをつけます)、法律用語ではchattelとも呼ばれます。

人物名や地名、物体や、さらに実体のないモノにまで名前が付いています。それらは、名詞(noun)と呼ばれます。

・人:Prof. Yukiko Suzuki (鈴木由紀子教授)
・物:computer (コンピュータ)
・場所:New York (ニューヨーク。地名は必ず先頭を大文字で標記)
・抽象物:honesty (正直、誠実)

その後、同じ名詞を表す場合は、それらに応じた代名詞を用いるのが一般的です(既出の名詞を何度も出すとくどく感じ、避けるべきです。また、代名詞で受けることで、前出の名詞との繋がりがよく理解でき、聞き手にとっても理解しやすい表現になります)。代名詞は、単数・複数で使い分け、さらにそれを受ける構文に応じても格を変化させます。

・人:Prof. Yukiko Suzuki → she(主格)、her(目的格)
・物:computer → it、複数ならthey(主格)、them(目的格)となります。
・場所:New York → it(先ほど、地名は先頭をキャピタライズする必要があるといいましたが、代名詞で受ける場合はそのような制約はありません。勿論、文頭ではキャピタライズしますが)。

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では、最後にスラングとビジネス用語の紹介を。

(スラング)
・geek:変人。日本語ではオタクに近いものがあります。nerdもほぼ同様です。computer geek/nerdでいわゆるコンピュータオタクの意味です。なお、otakuも最近英語圏で見かけるようになりました。少し話しはそれますが、hentaiもたまに見かけます(意味は敢えてここでは書きませんので、ご自分でオンラインで調べてみてください。なお、日本語の(性的倒錯者の意の)変態とは少し意味が違います)。その意味はperv(=pervertの略された語)、kinkなどを使います。

(ビジネス用語)
・purchase:物を買うの意味ですが、法律用語では、相続以外の方法で土地や財産を取得するという意味があります。でも、相続以外で土地や財産を手に入れるのは、結局購入なんじゃないかなと思いました。もしかしたら、(無償)贈与の意味があるのかもしれませんね(無償贈与だと購入とは違うので。でも、この辺りはあまり詳しくないのでよく分かりません)。


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